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「ことばの療育」

2023.5.15

奈良県奈良市でABA療育を行っている児童発達支援・放課後等デイサービス事業所「ABAスタジオこれっと」です。

 

ABA療育では、自分から発話をする頻度が少ないお子さんに対して、機能的な言葉のやり取りを教えていきます。代表的な言語行動として、マンド(要求言語)、タクト(報告言語)、エコーイック(音声模倣)、イントラバーバル(質問に答える)、受容言語(聞き手スキル)などがあります。

 

それでは、なぜ機能的な言葉を教えることが大切なのでしょうか。

 

私たちは普段の生活の中で、欲しい物を要求したり、感じたことを伝えたり、質問に答えたりしています。そのような環境で、相手に伝える言葉が身についていなければ、言葉以外の方法(逃げたり、注意をひいたりする)で、相手に要求を伝えるようになるかもしれません。言語行動の専門家によると、問題行動が起きる原因はマンドが上手くできない、自分の要求を伝えられないからだと指摘しています。

 

ことばを教える時も、最初にマンドを教えていきます。まずは、お子さんが欲しい物を使って、「クッキー」「ほん」などと要求することから始めます。要求できる物の数が増えてくれば、タクトやエコーイック、イントラバーバルを教えていきます。

 

発話が難しいお子さんには、代替コミュニケーションとして、手話、音声出力装置(VOCA等)、PECS、手話などでコミュニケーションを教えたり(VB指導法では手話を推奨)、発語を促すためにお子さんの環境を1語文で満たしたり、喃語や音声を意識的に強化したりする方法もあります。

 

他にもことばを身につける方法が沢山あると思いますが、スタジオこれっとではVB-MAPPなどのアセスメントを使って、機能的なことばのやり取りができるように療育を提供させていただきます。

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「発達障がいのあるお子さんに寄り添い、エビデンスに基づいたABA療育」を提供いたします。

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